清水健太特別レッスン

清水健太さんは、日本を代表するバレエダンサーの一人であり、国内外で高い評価を受けておられます。10歳でバレエを始め、ワレリー・コフトン氏や宗田静子氏、原田高博氏、夏山周久氏らに師事しました。2000年にはローザンヌ国際バレエコンクールでスカラーシップ賞とコンテンポラリー賞を受賞し、英国ロイヤル・バレエ学校に留学。在学中には、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の『リーズの結婚』に出演するなど、早くから国際的な舞台で活躍を始めました。

2002年にはユース・アメリカ・グランプリ札幌大会で1位、ニューヨーク本戦で銀賞を獲得。同年、マイアミ・シティ・バレエ団に入団し、2004年にソリスト、2006年にはプリンシパル・ソリストへと昇格しました。2007年に退団後は、Kバレエカンパニーにジュニア・プリンシパルとして参加し、同年12月にはプリンシパルに昇格。以降、同カンパニーの中心的存在として数々の舞台に出演しています。

彼のレパートリーは幅広く、『ドン・キホーテ』のバジルやエスパーダ、『白鳥の湖』のジークフリート王子、『ジゼル』のアルブレヒト、『くるみ割り人形』の王子、『ロミオとジュリエット』のロミオやティボルトなど、古典作品からモダンバレエまで多岐にわたります。また、バランシン、トワイラ・サープ、ロビンスなど著名な振付家の作品にも多数出演し、技術力と表現力の両面で高く評価されています。

2009年以降はロサンゼルスバレエ団のゲストプリンシパルとしても毎年出演しており、2011年にはナショナルバレエデンバー主催のガラ公演にも登場。2018年には『バレエファンタジー』の再演出・改訂振付を担当し、酒井はなさんとの共演も果たしました。